■ キク科 宿根草(耐寒性多年草)冬季落葉種
■ 学 名 : Echinacea purpurea 'Mellow Yellow'
■ 別 名 : エキナセア(エキナケア) パープレア(プルプレア)
馬簾菊(バレンギク)など
■ 花 期 : 初夏〜盛夏
■ 草 丈 : 60〜80cm前後(生育後・花丈も含む)
■ 株張り : 40〜60cm前後(生育後・環境差がある)
■ 耐寒性 : 強い(−15℃〜−25℃ ※環境差がある)
■ 耐暑性 : 強い
■ 日 照 : 日向
■ 原産地 : 北アメリカ(原種の主な自生地)
■ お届けの規格 9〜10.5cmポット苗
実生系の新しい黄花品種
花色に幅があり、淡いクリーム色からレモン色、オレンジに近い黄色まで、株ごとに様々
密植にしても色合いが楽しめる
性質が丈夫で育てやすい
〜担当スタッフのコメント〜
一般に園芸用のエキナセアと言えば、丈夫で観賞価値の高いパープレア種が主です。
このパープレア種は、ピンクや白などの基本種は種子を播いて苗を作るのですが、オレンジや黄色、赤、八重などはメリクロン増殖、栄養増殖のため、高価で、流通も少なかったです。
本種メローイエローは、種子から作れる初めての黄色固定の品種で2017年にドイツで発表されました。
近年は赤、黄色、オレンジなどの明るい色の種子系品種が登場しているものの、咲くまで何色が咲くか分からないというミックスが主でしたから、咲く前から花色がある程度わかる本種メローイエローの登場は嬉しいです。
種子から苗を作れるので、コストダウンで黄色なのにお求めやすいです。しかし、黄色固定とはいえ、白に近い黄色から、オレンジ期近い黄色まで種子栽培特有の色幅、個体差がありますので、ご了承ください。
数株まとめて植えてみても、色幅でグラデーションのように楽しめそうです。
↑実生系品種のため花色の濃淡に個体差があります
お届けする苗について(当店は寒冷地です) |
通年、栽培管理を行いながら販売しておりますので、お届けの季節により苗の状態は様々です。おおよそ下記のとおりですのでご参照ください
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春〜夏 |
芽吹き〜開花前〜開花中もしくは花後剪定済み |
秋〜冬 |
紅葉中〜落葉の途中 |
冬〜春 |
低温管理していますので、冬は葉が少ない、もしくは 地上部落葉中 |
↑苗の様子 秋頃
※季節により姿は大きく変化しますので参考程度にご覧下さい
基本的な管理
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日 照 |
寒冷地 |
日向 |
暖 地 |
日向 |
耐乾性 |
普 通 |
ある程度耐えます
根が張ればかなりの乾燥にも耐えます |
耐湿性 |
普 通 |
ある程度耐えます |
剪 定 |
花後に花茎を切る程度 |
肥 料 |
春か秋が適期 (ほぼ不要、生育が思わしくない場合のみ) |
増 殖 |
株分け |
消 毒 |
目立った病害虫はありません |
エキナセア(バレンギク)について
エキナセアは古くから欧米で人気がとても高い花で、盛んに品種開発され、毎年次々と新しい品種が発表されています。
当店では90年代からヨーロッパを中心にエキナセアの輸入を始め、そこから長年、数多くのエキナセアの原種や品種を導入し、試験や栽培を繰り返してきました。
エキナセアの魅力は、何といっても その華やかで美しい花にあると思います。
特に夏の暑い頃になると、多くの宿根草は花を休み、どうしてもガーデンが寂しくなりがちですが、そんな中で暑さに強く夏によく咲くエキナセアは一層 美しさが際立ち、存在感を発揮してくれます。
夏らしい元気な花色、お洒落なフォルムも相まって、近年、国内でも人気が上がっている花です。
↑夏に元気に咲くエキナセア
エキナセアの性質は丈夫で、寒さにも暑さにも強いです。
適した場所であれば、植えっぱなしで何年も咲き、ほとんど手間がかかりません。
基本的に日向を好みますので、日陰は避けて じゅうぶんに陽が当たる場所に植えます。梅雨や夏などの多湿を嫌いますので、風通しが良い場所を選ぶことも重要です。
また、強すぎる乾燥、極端な痩せ地では長生きしません。
少し肥沃な方が生育や花つきが良いので市販の培養土を入れて植えこむと良いです。
↑一重、八重、原種系など、バラエティも豊富です
エキナセアはハーブとしての効能が注目されている花でもあります。
種類によりますが、免疫力を高めるメディカル・ハーブとして薬用、健康食品、サプリメントなどに広く利用されているそうです。
※当店では主に観賞用として販売しております。種類にもよりますので、薬用利用はおすすめしておりませんが、気になる方は利用方法など調べてみてください。